かみむら泰一カルテット「A Girl from New Mexico」

A Girl from New MexicoTitle : A Girl from New Mexico
Artist : かみむら泰一カルテット
No : EWCD-2010
Price : ¥2500(税込み)
Release : 2005/8/10

空間をキープするメロディックなアンサンブル+ストイックな即興。新世代ライフサイズ・ジャズ。
インティメートな響きのかみむらのサックスに絡む、スペーシャルな市野のギター、抑制の効いた西川のベース。藤原大輔との共演でも知られる鳥山をドラムに迎え送る、かみむら泰一によるジャズ。イーストワークスよりの第1弾。


“LAND OF ENCHANTMENT”--メキシコと国境を接する米国、ニューメキシコ州は別称を“魅惑の大地”という。州都サンタフェとその東部に位置するラスベガスに代表される娯楽と別天地への抜け道を兼ねる国境際のエキゾチシズム。かみむら泰一のジャズは新作の表題『A Girl From New Mexico』に掲
げる言葉からだけでなく、コンポジションと即興における唯一無二のスタンスで、まだ一度も訪れたことのない彼の地を私に想起させる。
 64年生まれのテナー奏者、かみむら泰一は15歳でサックスに出会い、大学在中時からジョージ大塚グループでプロ活動を開始、96年にはバークリー音楽院に入学するために渡米、同学院卒業後、ニューヨークに活動の場を移し、自己のグループを率い2枚のソロ作をリリースしている。00年からは帰国し、いくつかのバンドを立ち上げ活動を続けている。ジャズ・プロパーでない方には藤原大輔の『Jazzic Anomaly』に参加していた、といえば通りがいいだろうか(『A Girl〜』には藤原とも活動を行う鳥山健明(Dr)が参加)。『A Girl〜』を手に取っていただければおわかりかと思うが、ジャズの常道では若手に分類されるであろうかみむら泰一の音楽は同世代の他ミュージシャンと比較しても、派手さに勝るものではなく、70年代からのジャズの先鋭化ともその揺り戻しの保守派とも袂をわかつまろやかな混淆性が主体となっている。言葉を継げば、アングラを引きずる情念性とかクラブ・ミュージック以降を見据えた非=ジャズへの接近とかエレクトロニカ的な抽象主義すら踏破しジャズ自体に回帰した音楽とでも言おうか、ブルース感覚を血肉化した身体が奏でる抑制に富んだ楽曲が演奏の場(=空間)にはりめぐらされている。その方法論が音響的な理論に裏打ちされているのではなく、滋味のように滲み出すさまは私に、ジャズの地勢図に見いだされた無垢の大地をイメージさせる。(南部真里)

 Song titleMusic/WordsTimeiTunesTry
1ある響き(Aruhibiki)かみむら泰一0:10:03iTunesへのリンク試聴ボタン
2冷気寒気(Reiki Kanki)かみむら泰一0:06:46iTunesへのリンク試聴ボタン
3We Are Drinkingかみむら泰一0:10:40iTunesへのリンク試聴ボタン
4Floatかみむら泰一0:06:49iTunesへのリンク試聴ボタン
5Cityかみむら泰一0:09:45iTunesへのリンク試聴ボタン
6Stay And Waitかみむら泰一0:08:16iTunesへのリンク試聴ボタン
7ぽこぽこブルース(Pocopoco Blues)かみむら泰一0:08:10iTunesへのリンク試聴ボタン
8A Girl from New Mexicoかみむら泰一0:07:41iTunesへのリンク試聴ボタン
9Friend’s Smileかみむら泰一0:09:31iTunesへのリンク試聴ボタン
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